飯ごうでご飯

Stepper

2005年10月25日 11:00

山を始めた高校生のときに親に買ってもらった飯ごうです。特に物持ちがいいわけではなく、ただ単にあまり使っていなかっただけです。



飯ごうは変な格好でパッキングがしにくく飯炊きとレトルトの温め以外にはあまり使い道がありません。このため、山では通常コッヘルで飯を炊きます。ちなみに大学のWV部でも、その後の社会人山岳会でもは飯ごうは使いませんでした。

ただ、標高の高いところではコッヘルよりも飯ごうのほうがめっこめしになりにくくておいいご飯が炊けます。せっかく持っているので、オートキャンプで飯ごうを復活させることにしました。

初オートキャンプでは久しぶりに飯ごうで飯を炊きました。子どもが見ている手前、失敗したらどうしようと思いましたが、なんとか体が覚えていてくれて無事にご飯が炊けました。

ところで、飯ごうの内蓋はスリキリで米2合、外蓋が3合です。実はこの2合と3合というのがミソなのです。この組み合わせで1~4合が計量できるようになっています。飯ごうを考えた人はエライっ!

 ・4合のとき 内蓋で2杯
 ・3合のとき 外蓋で1杯
 ・2合のとき 内蓋で1杯
 ・1合のとき 外蓋から内蓋に米を移した残り

飯ごうについている線は水の量の目盛りです。下のラインは2合炊き、上のラインは4合炊きの水位です。1合や3合炊きのときはその中間を目分量で読みます。なお、飯を炊くときは内蓋はしません。

カセットコンロを使うときは、飯ごうと五徳の大きさが合わず不安定になるので焼き網の上に飯ごうを乗せています。



飯が炊けて蒸らしが終わったらシュラフや毛布に包んでおくと冷めにくくなります。冬山なんかでよくやっていました。

なお、内側についたコゲはちゃんと落としておきましょう。残っているとまた同じところからコゲつきます。

最近は湯せんすれば食べられるお手軽なパック入りのおいしいご飯が販売されています。しかし、飯ごうやコッヘルで飯を炊くのもキャンプの楽しみのひとつではないでしょうか。丸型の飯ごうも販売されていますので、これを機会に飯ごうを見直してみませんか。



LOGOS(ロゴス) ロゴス兵式飯盒


兵式飯ごうとは外蓋にとってのないタイプです。ロゴスのこの製品、安価でいいですね。




キャプテンスタッグ 兵式ハンゴー(4合炊き)


キャプスタの兵式飯ごうです。上記のロゴスとの差は不明です。




EVERNEW(エバニュー) 兵式ハンゴー


老舗、エバニューの兵式飯ごうです。さすがに少し高い。焼付け塗装です。




EVERNEW(エバニュー) チロルハンゴー


エバニューのチロル飯ごうです。兵式飯ごうとの違いは外蓋に取っ手がついている点です。取っ手があるのでフライパンにもなります。また、栓抜きにもなります。


LOGOS(ロゴス) ロゴス丸型飯盒(5合)


ロゴスの丸型飯ごうです。円形なのでナベにもなります。変な形の飯ごうよりも使い勝手はよさそうです。残念ながら2.5号~5号炊きなので僕んちには大きすぎます。


キャプテンスタッグ 丸型ハンゴー(5合炊き)


キャプスタの丸型飯ごうです。





EVERNEW(エバニュー) 丸型ハンゴウ


エバニューの丸型飯ごうは4合炊きです。丸型で4合炊きはいいのですが色がイマイチですね。蓋に取っ手を付けて丸型チロル飯盒とい商品を出したらもっと売れるのではないでしょうか。





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