2005年10月14日
初めてのキャンプ 無印嬬恋キャンプ場 ~その2~
1.設営
まず、レイアウトを考えます。サイトは少し傾斜しているので寝ごこちがいいように頭が上に来るようにしました。

テント設営は前もって練習しておけばよかったのですが、場所と時間がなかったためにいきなり本番です。取説は事前に読んで頭に叩き込んでおいたのですが、フライの前後がわかりにくく苦労しました。さすがに大きく重いのでダンロップの山岳用テントのようにはいきません。
ペグはスノーピークのソリッドステーク20と30を用意していったのですが、このサイトであればテントに付属していたプラペグでも問題なさそうです。
実はテーブル設置してみてから椅子が低すぎるということに気がつきました。テーブルの高さを考えず、座りごごちと価格だけでコンパクトリクライニングチェアを購入してしまったのです。子どもの椅子もロゴスの小さいコンパクトチェアにしたためにテーブルに全く届きません。結局、テーブルの足をはずして低くすることで解決。

テーブルを高くして使いたい方は椅子の選択に注意しましょう。みんなが荷物になるのにも関わらずディレクターチェアを持っていく理由がよくわかりました。

2.寝る準備
設営が終わったらいつでも寝られるようにテント内の準備をしておきます。山での幕営の習慣です。こういった準備は全て明るいうちにやっておくのが鉄則です。
まず、テントの中に薄手の銀マットとコールマンの起毛レジャーシートを床に敷きました。銀マットは山で使っていたものです。起毛レジャーシートは子どもの運動会用に購入してあったものです。今の季節であればこれで十分でしょう。
シュラフは家にあったものを持って行きました。モンベルのシュラフは両方とも以前僕が山で使っていたものです。今回のキャンプのために中性洗剤を薄めてバスタブで洗濯しました。水が茶色になってビックリです。ちなみにシュラフを洗ったのは生まれて初めてです。
子どもがモンベルのダクロン808(古いっ!)+ユニクロのひざ掛けフリース、嫁がモンベルのフルジッパー+クロスターのフリースインナー、僕がコールマンの封筒型(COOL)です。寒いと困るので、念のために普通の毛布も準備しました。
また、テントの天井横に細引きを通しておきました。これでタオルや懐電(懐中電灯)、車のキーなどの小物を引っ掛けることができます。テントライトにする車用の蛍光灯もここにぶら下げます。
3.エッセン
夏山ではアルファ米とレトルトカレー、コンソメスープが定番だったのですが、オートキャンプでは水の心配もないし、軽量化の必要もないし、手間の問題もありません。このためメニューをどうするかで悩みました。結局、安易に焼肉とカレーにしました。初日の夜は焼肉とレトルトのビーフシチューで、ご飯はなし。ビールがご飯代わりです。2日目はカレーです。

焼肉にはカセットコンロを使いました。鉄板は家にあったキャプテンスタッグのカセットコンロ用を持って来ました。ガスなので炭の始末が不要なのが○です。ただ、鉄板の中央付近と周囲で焼く具合が著しく違うのが難点です。焼肉では自作のウインドスクリーンが活躍しました。

なお、カセットコンロで鉄板を使うときはカートリッジの上部に鉄板がかからないように注意しましょう。実際にカートリッジが加熱して爆発する事故が起こっています。
4.ランタン
友人のススメもあって、急遽コールマンのワンマントルのランタン(286A)を購入しました。メインのランタンでサイト全体を照らして、サブのランタンでテーブルを照らすのだそうです。
実はキャンピングガスのポケットランタンを持っていました。20年近く前に登山用品店のセールで衝動買いしたものです。荷物になるので山には一回も持っていかないで現在に至っています。なんと20年近く前に着けたマントルはそのまま使うことができました。
ランタンを2つ持っていったのはいいのですが、メインとサブで使い分けるためには、ランタンをつるす棒がいることに気がつきました。仕方がないのでメインのコールマンは食器や小物の収納に使っている3段の引き出しの上にベニヤ板を敷いて、その上に置きました。次回までにランタンをつるす棒を購入することにしました。
コールマンは黄色未がかったやさしい光で、キャンガスは蛍光灯ほどではないです白い光です。ほとんどの区画でコールマンのランタンを使用していました。コールマンのランタンはオートキャンプの定番道具のようです。
5.観察
観察と言っても自然観察ではなくて、周りのキャンパーの観察です。まわりのキャンパーはどんな道具をどのように使っているのか、どんな活動(遊び)をしているのかを知りたくてキャンプ場の中を何度か徘徊(笑)して観察しました。初心者にはいい勉強になります。

・モンベル
よく、キャンプ場はコールマンテントばかりだという話を聞くのですが、モンベルのムーンライトが結構目に付きました。やっぱりモンベルって売れているんだなぁと思ったのですが、後でこのキャンプ場のレンタルテントがモンベルのムーンライトだということを知りました。
・タープ
ほぼ全ての区画でタープを設営していました。ヘキサタープが一番多く、スクリーンタープもチラホラ。中にはスクリーンタープ1つで、中にブルーシートを敷いている人も。確かに夏は合理的でいいかも知れません。タープがないのはウチぐらいでした。

・遊び
嬬恋キャンプ場にはマウンテンバイクの専用コースがあり、レンタルもしています。このため、結構マウンテンバイクに乗っている人が多かったように感じます。
・焚火
半分近くの区画で焚火をしていました。思っていた以上に焚火をする人って多いんだなぁと思いましたが、よく考えてみたら各区画に焚き火台が置いてあり、薪を管理棟で買えば誰でも焚火ができたのです。ちなみに僕には「薪を買う」という概念がないので焚火はしませんでした。
・朝が早い
何もする予定がないのでダラダラ寝ていようと思っていたのですが、みなさん朝が早いようです。つられて6時には起きてしまいました。早起きして何をしているのでしょう?ベテランキャンパーの方教えて下さい。
僕は山の朝と同じようにまずはホエーブスのプレヒートをしました。プレヒートの間にトイレと洗顔を済ませます。戻ってきた頃にはちょうどプレヒートが完了し、湯を沸かして朝のコーヒーです。朝は眠いのでカセットコンロのほうが楽なのですが、プレヒートは朝の儀式です。ホエーブスの「ゴー」という音が山を思い出させてくれます。
・マナーがいい
他のキャンプ場を知りませんが、このキャンプ場のキャンパーはマナーがいいように感じました。夜遅くに大騒ぎしている人は皆無です。ほとんどのサイトでは消灯時刻にはランタンの消すか光を落としていたようです。僕んちでもマネをしてコールマンのランタンを消しました。また、サニタリー棟のすぐとなりの区画だったのですが、うちの区画を横切る人はいませんでした。
また、サイト内の道路は砂利なのですが、車はほこりが立たないようにユックリ走っていました。ヒトとのすれ違いでも人優先がしっかり守られています。
6.キャンプ場でのすごし方
2日目は特に何の予定していませんでした。このためセンターハウスのショップを見に行ったり、借りてきた本を読んだりしてのんびりとすごしました。このゆっくりとした時間がオートキャンプのよさのひとつかも知れません。
ただ、天気がよかったために直射日光で暑いのには参りました。テントの張出しの下に椅子を持っていったのですが、家族3人の椅子が置けません。それに、テントに遮られて風がほとんどきません。やっぱりタープがあったほうがいいという結論になりました。次回のキャンプまでにはどうにかしようと思います。
7.撤収
無印嬬恋キャンプ場はチェックアウトが11時なのですが、周りのサイトでは朝から撤収を開始しています。まだ、時間があるのに気が早いんだなぁと思って見ていたのですが、あちこちで撤収が始まると気になって仕方がありません。結局つられて撤収をはじめました。
8.帰路
チェックアウト時間の11時前にはチェックアウトを済ませてキャンプ場に後にしました。帰りに川原湯温泉に入ってきました。川原湯温泉には無料の足湯があります。足湯のところに籠が用意されていたのでキャンプで余った卵を温泉卵にしてきました。固まるのには30分程度かかるので、卵をセットしてから温泉に入ったほうがいいと思います。温泉から出る頃にはちょうどいい具合になっているはずです。


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まず、レイアウトを考えます。サイトは少し傾斜しているので寝ごこちがいいように頭が上に来るようにしました。
テント設営は前もって練習しておけばよかったのですが、場所と時間がなかったためにいきなり本番です。取説は事前に読んで頭に叩き込んでおいたのですが、フライの前後がわかりにくく苦労しました。さすがに大きく重いのでダンロップの山岳用テントのようにはいきません。
ペグはスノーピークのソリッドステーク20と30を用意していったのですが、このサイトであればテントに付属していたプラペグでも問題なさそうです。
実はテーブル設置してみてから椅子が低すぎるということに気がつきました。テーブルの高さを考えず、座りごごちと価格だけでコンパクトリクライニングチェアを購入してしまったのです。子どもの椅子もロゴスの小さいコンパクトチェアにしたためにテーブルに全く届きません。結局、テーブルの足をはずして低くすることで解決。
テーブルを高くして使いたい方は椅子の選択に注意しましょう。みんなが荷物になるのにも関わらずディレクターチェアを持っていく理由がよくわかりました。
2.寝る準備
設営が終わったらいつでも寝られるようにテント内の準備をしておきます。山での幕営の習慣です。こういった準備は全て明るいうちにやっておくのが鉄則です。
まず、テントの中に薄手の銀マットとコールマンの起毛レジャーシートを床に敷きました。銀マットは山で使っていたものです。起毛レジャーシートは子どもの運動会用に購入してあったものです。今の季節であればこれで十分でしょう。
シュラフは家にあったものを持って行きました。モンベルのシュラフは両方とも以前僕が山で使っていたものです。今回のキャンプのために中性洗剤を薄めてバスタブで洗濯しました。水が茶色になってビックリです。ちなみにシュラフを洗ったのは生まれて初めてです。
子どもがモンベルのダクロン808(古いっ!)+ユニクロのひざ掛けフリース、嫁がモンベルのフルジッパー+クロスターのフリースインナー、僕がコールマンの封筒型(COOL)です。寒いと困るので、念のために普通の毛布も準備しました。
また、テントの天井横に細引きを通しておきました。これでタオルや懐電(懐中電灯)、車のキーなどの小物を引っ掛けることができます。テントライトにする車用の蛍光灯もここにぶら下げます。
3.エッセン
夏山ではアルファ米とレトルトカレー、コンソメスープが定番だったのですが、オートキャンプでは水の心配もないし、軽量化の必要もないし、手間の問題もありません。このためメニューをどうするかで悩みました。結局、安易に焼肉とカレーにしました。初日の夜は焼肉とレトルトのビーフシチューで、ご飯はなし。ビールがご飯代わりです。2日目はカレーです。
焼肉にはカセットコンロを使いました。鉄板は家にあったキャプテンスタッグのカセットコンロ用を持って来ました。ガスなので炭の始末が不要なのが○です。ただ、鉄板の中央付近と周囲で焼く具合が著しく違うのが難点です。焼肉では自作のウインドスクリーンが活躍しました。
なお、カセットコンロで鉄板を使うときはカートリッジの上部に鉄板がかからないように注意しましょう。実際にカートリッジが加熱して爆発する事故が起こっています。
4.ランタン
友人のススメもあって、急遽コールマンのワンマントルのランタン(286A)を購入しました。メインのランタンでサイト全体を照らして、サブのランタンでテーブルを照らすのだそうです。
実はキャンピングガスのポケットランタンを持っていました。20年近く前に登山用品店のセールで衝動買いしたものです。荷物になるので山には一回も持っていかないで現在に至っています。なんと20年近く前に着けたマントルはそのまま使うことができました。
ランタンを2つ持っていったのはいいのですが、メインとサブで使い分けるためには、ランタンをつるす棒がいることに気がつきました。仕方がないのでメインのコールマンは食器や小物の収納に使っている3段の引き出しの上にベニヤ板を敷いて、その上に置きました。次回までにランタンをつるす棒を購入することにしました。
コールマンは黄色未がかったやさしい光で、キャンガスは蛍光灯ほどではないです白い光です。ほとんどの区画でコールマンのランタンを使用していました。コールマンのランタンはオートキャンプの定番道具のようです。
5.観察
観察と言っても自然観察ではなくて、周りのキャンパーの観察です。まわりのキャンパーはどんな道具をどのように使っているのか、どんな活動(遊び)をしているのかを知りたくてキャンプ場の中を何度か徘徊(笑)して観察しました。初心者にはいい勉強になります。
・モンベル
よく、キャンプ場はコールマンテントばかりだという話を聞くのですが、モンベルのムーンライトが結構目に付きました。やっぱりモンベルって売れているんだなぁと思ったのですが、後でこのキャンプ場のレンタルテントがモンベルのムーンライトだということを知りました。
・タープ
ほぼ全ての区画でタープを設営していました。ヘキサタープが一番多く、スクリーンタープもチラホラ。中にはスクリーンタープ1つで、中にブルーシートを敷いている人も。確かに夏は合理的でいいかも知れません。タープがないのはウチぐらいでした。
・遊び
嬬恋キャンプ場にはマウンテンバイクの専用コースがあり、レンタルもしています。このため、結構マウンテンバイクに乗っている人が多かったように感じます。
・焚火
半分近くの区画で焚火をしていました。思っていた以上に焚火をする人って多いんだなぁと思いましたが、よく考えてみたら各区画に焚き火台が置いてあり、薪を管理棟で買えば誰でも焚火ができたのです。ちなみに僕には「薪を買う」という概念がないので焚火はしませんでした。
・朝が早い
何もする予定がないのでダラダラ寝ていようと思っていたのですが、みなさん朝が早いようです。つられて6時には起きてしまいました。早起きして何をしているのでしょう?ベテランキャンパーの方教えて下さい。
僕は山の朝と同じようにまずはホエーブスのプレヒートをしました。プレヒートの間にトイレと洗顔を済ませます。戻ってきた頃にはちょうどプレヒートが完了し、湯を沸かして朝のコーヒーです。朝は眠いのでカセットコンロのほうが楽なのですが、プレヒートは朝の儀式です。ホエーブスの「ゴー」という音が山を思い出させてくれます。
・マナーがいい
他のキャンプ場を知りませんが、このキャンプ場のキャンパーはマナーがいいように感じました。夜遅くに大騒ぎしている人は皆無です。ほとんどのサイトでは消灯時刻にはランタンの消すか光を落としていたようです。僕んちでもマネをしてコールマンのランタンを消しました。また、サニタリー棟のすぐとなりの区画だったのですが、うちの区画を横切る人はいませんでした。
また、サイト内の道路は砂利なのですが、車はほこりが立たないようにユックリ走っていました。ヒトとのすれ違いでも人優先がしっかり守られています。
6.キャンプ場でのすごし方
2日目は特に何の予定していませんでした。このためセンターハウスのショップを見に行ったり、借りてきた本を読んだりしてのんびりとすごしました。このゆっくりとした時間がオートキャンプのよさのひとつかも知れません。
ただ、天気がよかったために直射日光で暑いのには参りました。テントの張出しの下に椅子を持っていったのですが、家族3人の椅子が置けません。それに、テントに遮られて風がほとんどきません。やっぱりタープがあったほうがいいという結論になりました。次回のキャンプまでにはどうにかしようと思います。
7.撤収
無印嬬恋キャンプ場はチェックアウトが11時なのですが、周りのサイトでは朝から撤収を開始しています。まだ、時間があるのに気が早いんだなぁと思って見ていたのですが、あちこちで撤収が始まると気になって仕方がありません。結局つられて撤収をはじめました。
8.帰路
チェックアウト時間の11時前にはチェックアウトを済ませてキャンプ場に後にしました。帰りに川原湯温泉に入ってきました。川原湯温泉には無料の足湯があります。足湯のところに籠が用意されていたのでキャンプで余った卵を温泉卵にしてきました。固まるのには30分程度かかるので、卵をセットしてから温泉に入ったほうがいいと思います。温泉から出る頃にはちょうどいい具合になっているはずです。

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Posted by Stepper at 11:00│Comments(0)
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